キャットフードについて解説いたします
うちはちゃんとしたブリーダーから血統書付きの犬を買っているからと、安心するのはまだ早い。
なぜなら血統書の発行にはウソと欺瞞が満ちているからだ。
「血統書にどうして意味がないかと言うと、たとえば叩頭の子犬が生まれて半分の5頭が駄目になっても、叩頭分を申請すれば血統書が発行されるからです。
おかしな話、いい犬を持っていれば、生まれていなくても申請すれば血統書は来ます。
それを他で生まれた子犬に付けて、いい血統の犬を欲しがっているペットショップや飼い主に売っちゃうと。
これはなかば業界の常識で、マイクロチップを入れて売るということでもしないかぎり、この先もなくならないでしょう。
ということは、世の中には血統書とは違う劣性遺伝子を持った犬たちがたくさん流通しているということですね。
だから、せめて食べるものぐらいは、良いものを食べさせてあげてくださいと。
ほんとにそう思うわけです」Kさんは、今後も遺伝性疾患を持つ子犬たちが、ショーケースに入れられたペットショップの店頭からどんどん送り出されていくことは変わらないだろうと言う。
ペットの先進国と言われるヨーロッパの国々では、子犬の店頭販売はとうの昔に禁止され、生後1ヵ月未満の子犬を競りにかけて流通させる日本のやり方は、動物虐待として問題視されることが分かり切っている。
ブリーディングに関しても、日本のそれは欧米にくらべて著しく良識を欠いている。
日本ではきちんとしたブリーディングを行なう正統派のブリーダーはきわめて少なく、ほとんどの子犬が、100頭近くの犬たちを狭いところに閉じこめてどんどん交配する繁殖業者パピーミルたちによって生産されている。
繁殖業者には犬の交配についての哲学などなく、ただ商売でやっているわけだから、売ったあとの商品が遺伝性の病気を持っていようがいまいが気にしない。
血統書は、そうした業者たちにとって、格好の免罪符となる「保証書」として機能しているわけだ。
本当ならそうしたところからの改革が必要なのだが、それが一朝一夕には変わらないというなら、せめて身体にいいものを食べさせてあげてほしいとKさんは言うのだ。
ところが一般の飼い主たちは、こうした事実を知る機会がないから、テレビで見た「あの商品」をホームセンターで買ってきて与えてしまう。
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